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2005年 03月 29日
今朝未明、またもやあの悪夢がインドネシアを襲いました。 昨年12月のスマトラ沖大地震の余震・・・というにはあまりにも規模が大きすぎる、M8.7の強い地震。ニアス島では建物の80%が倒壊し、その下敷きになって死亡した人の数は数千人ともいわれています。 今回は津波による影響がさほどなかったのが、せめてもの救いではあるけれど、だけど、前回津波の被害にあった国や地域の人たちは、さぞかし怖い思いをしたでしょうし、じっさい、そのパニックから交通事故死する人もいたといいます。 新婚旅行でも行った、大好きな国モルディブ。 ダイバーあこがれのジンベエザメに会えるかもしれないカオラック。 「安い航空券が取れたから」とか言いながら、リゾートしに行くかもしれないプーケットおよびピピ島。 津波の被害をうけたのは、いずれもめおとダイバーがいかにも行きそうな国ばかりだったので、あの時期に行っていてもちっとも不思議ではなかった国ばかりだったので、だから、わたしはあのとき戦慄がはしった。いろんなことがぐるぐると頭の中をかけめぐったし、いろんなことを考えもした。 昨日、たまたま夕食時におっととこんな話をしてました。 「いくら復興しました、って言われても、さすがにリゾートしに来ました、って気分にはなれへんよな、まだ」 「うん。でも、現地の、観光収入で生活してる人にとったら、ちょっとでも多くの観光客に来てほしいやろし」 「だから、現地の復興のために、旅行に行ってお金を落としてくるぞ、ってのもまちがいじゃないと思う」 「それと、やっぱり気分的にもまだ行けない、ってのもまちがいじゃないしな」 「そう。どっちもまちがいじゃない」 そんな矢先に、この余震です。 地球が警鐘を鳴らしている。 そんなふうに思えてならない今日このごろなのですが、とりあえずは少しでも多くの情報を仕入れて、考えて、そして自分にできることをする。そんなひとりひとりのささいな行動が積み重なって、それが復興につながるのだとすれば、やっぱり一石を投じないとね、と思うのでした。 写真はモルディブの夕日を載せてみました。モルディブはおおかた復興しているようですが、こんな穏やかな風景をひとりでも多くの人たちが平和に眺められることを祈って。
by meoto_diver
| 2005-03-29 19:53
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