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2007年 05月 13日
” ダイビング時にパニック状態になる。”
よく聞く話だと思います。 程度の差はあれど、実際にパニックを起こした方もおられると思います。 ダイビングは、本来は呼吸ができない海の中という非日常な世界を、器材を使って呼吸をすることによって体験するものです。 非日常な世界だからこそ、日常の世界では考えもしなかったことが、特にメンタルな面において、起こることが多い。そして、その原因というのは、じつに千差万別で複雑なものだと思うのです。 じつは、つい数ヶ月前、わたしはこの ” パニック状態 ” というものになってしまったのです。 とはいえ、たぶん一緒に潜っていた誰もが気づいていなかったと思います。おっとですら、後で聞いてびっくりしていたくらいですから。 だけど、表面上は慣れた動作で潜降しているように見えても、その内面はいいようのない不安に押しつぶされそうで、「とにかく上に上がりたい」という気持ちでいっぱいだったんです。 でも、どうして・・・? いわゆる ” パニック ” というものを、これまでまったく経験したことがなくて、このときの状態がそれにあたるのかどうかはわかりません。 でも、あのときの不安、心細さ、怖さ、そして息苦しさ・・・。 あんな心理状態になったことは今まで一度もありませんでした。 そして、その理由や原因は、自分でもまったくわからないのです。 思い当たることはいくつかあるのだけれど・・・・・・、 前回潜水時から約3ヶ月空いていた。 ブランクといえるほどの間隔ではありませんし、これ以上空いていたことも実際あります。 潜降時の透明度がかなり悪かった。 たしかに視界は悪かった・・・けれど、これより悪いときも多々ありました。 透明度が悪いせいで、少しの間他のダイバーの姿が見えなかった。 他のダイバーの姿が見えないと心細いものですが、これまで迷子になってしまったことも実際にありましたし、そのときも別にパニックになったりはしなかったです。 思っていたより水温が低かった。 エントリー後にちょっとびっくりするくらい、水がヒヤリとしていました。でも、ただそれだけ、って感じのような気もするなぁ・・・。 左耳が抜けにくかった。 この日は久しぶりに抜けにくかったです。これはちょっとストレスかな。 買ったばかりのデジタル一眼レフを初めて持って潜った。しかもこれがかなり重い・・・;; 「水没したらどうしよう・・・」とか「デカいよーー;;」「重いよーー::」などなど、けっこうストレス。 思いつくままに列挙してみましたが、たしかにダイビングするにおいて、多少のストレスは生じていますが、でもパニックになるほどのことでもないんですよね。 これらがすべて合わさって大きなストレスとなったのか、それとも・・・・・・。 そこに何かがいた。 ぎゃーー、やだよーー、そんなの!! 怖いよーー。 ・・・とまあ、これは冗談にしても、やっぱり理由らしい理由がわかりません。 それに、 パニック状態になりやすい、いわゆる「初心者ダイバー」ではない。 透明度の悪さをのぞけば、海のコンディションはわりとよくて、波もうねりも風もなし。 体調面でのコンディションもばっちり。 やっぱりわかりません。 パニックとはいっても、それはわたしの内面、精神的な部分のみで起こったことであって、実際にはふつうに潜降して、ふつうに合流して、ふつうに深度を下げていって、ふつうにダイビングを楽しんでいたのですから、「それってパニックじゃないんじゃない?」と言われれば、「う~ん・・・、そうなのかなぁ・・・」という気がしないでもないのですが、でも、どんなに経験本数を積んだベテランダイバーでも、まったくの予想外で、まったくの原因不明なところに、ふとした落とし穴があるのかもしれません。 ベテランというほど潜り込んではいませんが、Cカードを取ってから間隔を空けずに潜ってきたおかげで、いろんなことに慣れてきて、たいていのことには慌てずに対処できるようになった。 けっして天狗になっていたわけではないのですが、今回のできごとはもう一度「ダイビング」や「海」に対して、改めて考え直させられたように思います。 海って楽しい・・・けれど、怖い。 ダイビングも楽しい・・・けれど、やっぱり気をつけなければいけないところは細心の注意を払わないといけない。 人間はエラ呼吸なんてできませんから、どんなに慣れてきたとしても、けっしてなめてかかってはいけないんですよね。 わかってはいるんですけど、慣れるにしたがってつい忘れてしまいがち。 海中でのおさかな観察において「謙虚な気持ちで・・・」とは思っていましたが、今回はダイビングそのものにおいても「謙虚な気持ちを忘れずに」というのを改めて心の中にインプットするきっかけに。 そうやってこれからも、ダイビングを長く楽しんでいきたいなと思います。 たまにはまじめにこんなお話も。 大好きな海ですが、じつは海って怖いと思うんです。荒れていなくても、ね。 写真はイバラカンザシ。 個人的にはけっこう好きな被写体です。 **人気ブログランキングへ!!** #
by meoto_diver
| 2007-05-13 15:17
| ダイビングにもの思う
2007年 05月 12日
ラッパウニを見ると、ついついひっくり返してはそこにゼブラガニがいるかチェックしてしまうのはわたしです。
柏島で、おなかに卵を抱えたゼブラガニに出会いました。 「今日はいないなぁ~」なんて思いながら、ラッパウニをひっくり返しては元に戻し・・・を繰り返していたら、ガイドの松本さんが抱卵ゼブラを教えてくれました。 卵を抱えているのがわかりますか? もうー、イケズーーーぅ。 ・・・・・・ていうか・・・。 よく見ると・・・・・・。 なんでそんなにエロ目やねん。 なんか「ぐふふふふふふ」ってな感じですね。 抱えているのが卵じゃなくて、札束に見えてしまいます。 今度ゼブラガニを見つけたら、まずはその目に注目して観察してみようと思います。ぐふふふふふ。 **人気ブログランキングへ!!** #
by meoto_diver
| 2007-05-12 13:00
| 柏島
2007年 05月 06日
今のところ、柏島に行くと100%会えているのがジャパピグこと、ジャパニーズピグミーシーホースです。
じつは、わたしはこのジャパピグを探すのがけっこう得意。 『Funny Dive』の松本さんに探し方のコツを教えていただいてから、自分でも見つけることができるようになりました。 今回も、ブイ元の海藻が生えているあたりをよーーく目をこらして探してみると、 いたっ!! しかも、おなかがデカいっ。 じつはこのときわたしはカメラを持っていなかったのです。 それで、デジイチ持参のおっとに知らせようと、必死で叫ぶ・・・も、 おっと、まったくもって無視。 ・・・・・・・・・気づいてよ・・・;; しかも、おっとを呼んでいる間に、ジャパピグを見失ってしまいました;; ・・・バカおっとめ。(悪態) そこへ救世主のごとく松本さんがやってきたので、おなかの大きいジャパピグがいたことを知らせて、再度見つけていただきました◎ この、なにやらいたぞう~的な空気をめざとく察知したおっと、いまさらになってこちらにやってきて、ジャパピグの姿をみとめるやいなや、瞬時にカメラを向け始めました。 遅いっちゅーねん。 しかし、このジャパピグって、すっごく撮りにくいんですよねー。 そんなこんなで、悪戦苦闘しつつけっこう時間をかけて撮影していたおっとですが、写した写真は「帯に短し、たすきに長し」ってな具合でした。 かくいうわたしは・・・・・・ごめんなさい。こんなふうにえらそうに批評できるような身分じゃないんですが・・・、ええと、その・・・・・・、 がんばって修行します!(こればっか・・・) でも。 今度柏島に行くときは、わたしがバッチリ撮ってやる! ・・・なんて、意気込みだけは一人前なのでした。 **人気ブログランキングへ!!** #
by meoto_diver
| 2007-05-06 15:18
| おさかな撮影閑話
2007年 05月 05日
何度潜ってもちっとも飽きのこないポイント、後浜。
柏島に潜りに行くと、そのほとんどが後浜で潜ることになるのだけれど、ボートを係留するブイによってぜんぜん違うポイントを潜っているかのように楽しめるし、場合によっては同じブイで2回潜ってもぜんぜんOK。 それくらい海の中が充実しているんですね、後浜は。 ちなみにハゼが好きなつまは、ブイNo.1.5や 2なんかが好みです。 そんな後浜で、こんなかわいいおチビちゃんに出会いました。 か、かわいい・・・。かわいすぎる。 しかもよーく見ると、いっちょまえに イロイザリウオから改名、イロカエルアンコウの赤ちゃん。 思わずぷにぷにしてみたくなるかわいさです。(注:ほんとにしてはいけません) ふと地面に目をやると、 うっ。 サイズこそ大幅に違いますが、こちらもぷくぷくまんまるのダルマオコゼです。 しかも、・・・・・・体に苔生えてます。 宮崎駿アニメか! カエルアンコウの赤ちゃんもさることながら、なにげにこちらのダルマオコゼもなかなかどうして、かわいい・・・、いやまじで。 そのぱんぱんな体をぷにぷにしてみたい、ような気もする。(注:ほんとにしたらエライ目に遭います;;) ぷくぷくまんまる大小対決は、やっぱりそれでもイロカエルアンコウの圧勝!ですね・・・はい。 **人気ブログランキングへ!!** #
by meoto_diver
| 2007-05-05 16:27
| 柏島
2007年 05月 04日
おっとがすごく見たかったおさかな・・・じゃなくて、エビ。
見れば見るほど「円谷プロ」系のルックス。 その名もバルタン・・・じゃなくて、ウミウシカクレエビ。 ずっと「見たい」「見たい」と言い続けてきたのですが、これがなかなか会えずじまいだったんです。 でもようやく。 GW前半に行った柏島にて、ようやくお目にかかることができました。 ええ、とっても。 じっくり見れば見るほど、すっごくきれいなエビなんだなぁ、と、感慨もひとしお。おっとも大満足です◎ 約半年ぶりに訪れた柏島。 あいかわらずのんびりとした雰囲気で、あいかわらずお魚が美味しくて、そしてあいかわらず海の中はいきものたちが多く、とても楽しくて。 そして潜った日の夜は、これまたあいかわらずとろ~んとした心地よい空気が流れている『Funny Dive』さんで、お酒を飲みながらいろんな話をして楽しく過ごすめおとダイバーだったのでした。 **人気ブログランキングへ!!** #
by meoto_diver
| 2007-05-04 23:23
| 柏島
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